東北 × 1sin × OYATSUYA SUN
先月、被災地(あえてこう言いますが、普通に僕らの知ってる日本です。)に行って東北で1sinに関わる人たちに会ってきました。
(その時の様子はこちら)
1sinとは、2011年2月に藤原新さんがはじめたファッションブランドです。
“かっこいい”が、“誰かのため”にもなるように、「ファッションビジネスを通じて社会課題の解決に取組む」ことを目的としています。
今年のはじめ、僕がお店をつくったときにOYATSUYA SUNでも何かできることがないかと最初に相談したのが1sinの藤原さんでした。
全く面識はなかったのですが、僕が一方的に藤原さんのブログのファンで、
Twitterで思い切って突撃したところ快く相談に乗っていただき、今も尚良き兄貴分として
店に来ていただいたり、一緒に飲んだり、時々無茶振りをされたりしています。
その1sinがキャンプファイヤー第2弾をはじめました。
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)とは、クリエイターが新しく個人のプロジェクトを立ち上げる際に、
複数のファン(ユーザー)から少額(500円や1000円など)で支援を受け、
創作活動のためのまとまった費用を得られるクラウドファンディング型のプラットフォームです。
クリエイターはファンと支援者を同時に獲得することが出来ます。
また、CAMPFIREは投資や寄付目的とは違い、クリエイターの過去のプロダクト品やノベルティ、
最新情報(メルマガやブログ)を”リターン”に支援を行うサービスです。(HPより)
大前提として、OYATSUYA SUNにはボランティアをやっている程の余裕はありませんし、あまりする気もありません。
ただ、せっかく自分が決定権を持ってビジネスをしていますから、何かしらできることをしたいと思っています。
(これはなにも被災地支援に限った話ではありませんが)
と、ここで偉そうな事を書いていますが、実際僕にはほとんどなにもできませんし、
できたとしても募金等単発事案で、効果的な支援を継続させる事がとても難しいです。
僕ももちろんそうですが、やはり自分の生活が第一ですし、多くの人に取ってあの震災は遠い土地の出来事です。
傷は簡単に癒えませんから、継続的な支援が必要なのですが、それが一番難しいと思ったんです。
まぁそれで、うんうんと、ない知恵を絞った結果、ひとまず出した答えとして、
関係をつくってしまおうと思ったんです。
遠い土地の出来事は他人事ですが、もし友人だったら、親戚だったら、家族だったら、恋人だったら、たぶん関わり方が変わってくると思うんです。
これはOYATSUYA SUNという店のあり方にも直接通じてきます。
OYATSUYA SUNは原材料をなるべく顔の見える相手から購入しています。
これは生産者と書類上の契約だけでなく、メールだけのやり取りだけでなく、人と人との関係を持つためです。
そうする事によって、双方に良い影響が出るんじゃないかと思っています。
数値で出せとか言われるとまったく弱ってしまうのですが、そういう価値観は今後大事になっていくと思いますし
我々のような個人商店ならではの強みだと思っています。
(せっかく今はTwitterやFacebookというツールがあってコンタクトが取りやすい時代ですから、
その中で完結させるのではなく文字通りツールとしてどんどん使っていきたいです。)
まぁ、お菓子屋ですから多少の甘い戯れ事はご容赦ください。
というわけで、今回OYATSUYA SUNは「支援者の支援」という形で、微力ではありますがお力添えさせていただこうと思っています。
(年が明けたらまた違う形での1sinとのコラボレーションを企んでいます。)
皆様のご協力、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
by oyatsuyasun
| 2012-11-29 22:05
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